今後の利下げ期待は強いも、今回は見送りへ ~ECB理事会
今週は12日木曜日に英、欧州の金融政策発表があります。
ともに見通しは現行政策からの変更無しとなっています。
12日は、まず21時に英中銀(BOE)金融政策会合の結果が発表されます。
BOEは10月の会合で資産買入枠をそれまでの2000億ポンドから
2750億ポンドに拡大する量的緩和策を実行。
その後は11月、12月と金利、資産買入枠ともに据え置きを続けています。
今回も見通しはともに据え置き。
資産買入に関しては、
最新のデータである12月29日時点で
2499.2億ポンドと
最大枠まで250億ポンドほど余裕があります。
一気に750億ポンドも引き上げた効果で出ている格好です。
尚、クリスマスシーズンということもあってか
12月に入ってから、買入はほとんど行われていないようです。
今後に関しての不透明感が強く
前回の会合でも
一部の委員が見通し悪化によっていずれ追加緩和が正当化されると
発言するなど、
今年のいつかの時点で追加緩和が必要となってきそうですが
今回あわててということはあまりなさそうです。
なお、ごく一部ですが
今回の会合で早めに枠を引き上げてくると予想する専門家もいますので
注意は必要です。
つづいて、その45分にECB理事会の結果が発表されます。
ECBは11月、12月と0.25%ずつ金利を引き下げており
現在ユーロとしてもっとも史上金利が低い1.00%となっています。
ギリシャ問題、さらにはイタリア、スペインと飛び火する
欧州危機の問題が根強く、
今後の利下げ期待も強まっていますが、
このところ二回連続で下げているということもあって
今回は利下げ期待はそれほど強くなく、
据え置き見通しが大勢となっています。
理事会後の声明を見ても、
利下げ実行前の10月、11月は緩和姿勢が強かったのに対して
12月の利下げ後の声明は、
インフレリスクはおおむね均衡など
中立的なスタンスが目立っており
一旦様子見という市場の見通しにつながっているようです。
もっとも、ユーロ圏の消費者物価指数(CPI)が低下するなど
利下げの余地は強まっており
また、昨年第4四半期、今年の第一四半期と
欧州の経済成長がマイナスに落ち込むという見方が強まるなど
経済状況悪化も著しいことから
割と早い段階での利下げ再開もありそうで、
結果発表後、
午後10時半頃から行われる
ドラギECB総裁の会見などを要注視する必要がありそうです。
また、こちらも一部で今回での利下げ決定を予想する専門家もいますので
その点にも注意が必要です。
なお、この日は
ECBの会見が始まる午後10時半と同じ時間に
米国の重要指標である小売売上も発表されます。
昨年のクリスマス商戦が好調になるなど
個人消費の回復期待が強い中
指標がどれだけ後押ししてくるのか
あわせて注目しておきたいところです。
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