08月29日更新
21日実施の豪下院選挙は、事前の予想通り大接戦となり、与党労働党、野党保守連合のいずれも過半数を取れないハングパーラメントが確実になった。6月末にラッド氏が辞任し、女性初の首相となるギラード氏にバトンタッチしたのは、ラッド政権の支持率低下を危惧し政権交代を防ぐためだったが、労働党の目論見が外れた格好となった。郵送投票や複雑な選挙制度により集計に時間を要し、選挙から1週間経っても、まだ83%程度の開票率であるのは、日本人の感覚からすれば驚きだが、非居住地域が4割もある国土の特徴を改めて認識させられる。全国ブロードバンド網の敷設が選挙の大きな争点だったのも頷ける話だ。最終結果は出ていないが、4議席獲得の無所属をどちらの陣営が取り込むかで勝負が決まるため、多数派形成に向けた交渉が行われている。また76議席中約半数の40議席が改選された上院でも労働党はふるわず、多数派がいない状態が続き、9議席を獲得し躍進した緑の党が存在感を高める結果となった。
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