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特別企画「Klug流」売買シグナル~あなたの投資戦術にプラスすべきは売買シグナルだった!~
【第一回】まずは売買シグナルを試してみよう

(1)「売買シグナル」にFX投資家の関心集まる

FX投資家の間で、ここ数年何かと話題になっているのが「売買シグナル」だ。売買シグナルに対するプロの見方はどうだろうか。Klugのチーフストラテジストである山岡和雅は、売買シグナルの有効性について次のように見ている。


山岡和雅 「相場が変動する中で、いくつものテクニカル指標の状況をきちんと把握していくというのは、結構大変な作業だ。売買シグナルの発生がリアルタイムに表示されることで、そうした手間が省け、その分集中して相場を見たり、他の通貨ペアに目を向けてみたりという余裕が生まれる。その余裕こそが収益につながると考えられる。」

Klugチーフストラテジスト 山岡和雅


では、売買シグナルを実際のトレーディングで活かすには、何から始めればよいだろうか? 本稿は、今回を含む全3回の連載を通じて、売買シグナルを使ってみたいと考えている売買シグナルの未経験者を対象に、売買シグナルが簡単に利用できる取引ツールについて解説する。

また当連載を通じて、読者のPC上で簡単に再現できる取引ロジックを紹介する予定だ。Klugアナリストが当連載のために作成するロジックだが、実際にどの程度ワークするかを検証していきたい。

(2)売買シグナルとは何か?

売買シグナルは、何らかのプログラムが為替レートの動きを監視し、買いもしくは売りを入れるタイミングが来たらサインを発信してユーザーに知らせる仕組みだ。一般的には、1つあるいは複数のテクニカル指標を組み合わせたプログラムを利用する。

初心者マーク 例えば、ドル円の1時間足チャートで、9時間と50時間の移動平均のゴールデンクロスを買いシグナルとするプログラムを走らせておけば、ゴールデンクロスが発生した際にユーザーに知らせてくれる。その時のプログラムを簡潔に示すと、次のようになる。

(シグナル配信) 以下2つの条件が成立したらシグナルを配信する
 【条件1】 1時間前の9時間移動平均 < 1時間前の50時間移動平均
 【条件2】 現在の9時間移動平均 > 現在の50時間移動平均


このプログラムは、1時間ごとに移動平均の計算を行い、1時間前と現在で2つの移動平均の位置関係が逆になったら、ゴールデンクロスが発生したとして、ユーザーにシグナルを配信する。

このように、ゴールデンクロスのロジックはとても単純だ。こうした単純な作業はコンピュータの売買シグナルに任せ、浮いた時間をより複雑な相場分析に使った方が効率的といえよう。また、その際に利用する売買シグナルを発信するツールは、できるだけ使い勝手が良くて習得しやすいものがよいだろう。

(3)売買シグナルを搭載した取引システム「クイックチャート・トレード」

そこで本稿では、売買シグナルを手軽に利用できて、なおかつ簡単にカスタマイズできる取引ツールとして、 が提供する「クイックチャート・トレード(以下QCT)」を紹介したい。
QCTは、同社でFX取引をするための取引システムである。インストールタイプのため、Webブラウザを使った取引システムよりも動作が軽い。同システムの開発を手がけたセントラル短資FXの永倉弘昭氏によると、QCTはマウスのみで操作できることを目指して開発したという。そのため、注文時のレート入力がマウスホイールで手軽に入力できるなど、直感的な操作に優れている。

QCTが実装する各機能の中で他に類を見ない大きな特長となっているのが、高性能なチャートと連動する売買シグナルである。さっそくQCTのチャートを見てみよう。


(図1:QCTで表示したドル円1時間足チャート)

例に示したのはドル円の1時間足チャートだ。チャート上には9時間と50時間の移動平均線が描かれている。ご覧の通り、2本の線は画面上で何度か交わっている。そこにQCTの独自機能である売買シグナルを表示したのが、次の図である。


(図2:チャートにシグナルを表示した状態)

2本の移動平均線によるゴールデンクロスが発生した直後に青色の売買シグナルが出ているのがわかるだろう。売買シグナルの出し方はとても簡単だ。QCTのメニューにある「売買シグナル」をクリックして「シグナル条件の編集...」を選択する。すると、デフォルトで登録された売買シグナルの一覧が表示される。この中の「ゴールデンクロス」を選んで「有効」を押せばよい。


(図3:メニューから売買シグナルを表示する)

その他デフォルトで登録されている各シグナルをご覧いただきたい。テクニカル分析をするFX投資家であれば、名前を見ればどのようなシグナルを出すのか、だいたいイメージできるだろう。

ゴールデンクロス 短期移動平均線(9本)が長期移動平均線(50本)を上抜いたところで買い。
デッドクロス 短期移動平均線(9本)が長期移動平均線(50本)を下抜いたところで売り。
RSI上抜け RSI(14本)が70%を超えたところで売り。
RSI下抜け RSI(14本)が30%を割り込んだところで買い。
下RSI上昇 RSI(14本)が30%以下の状態が3回以上続いた後に、RSIが30%を超えたところで買い。
上RSI下降 RSI(14本)が75%以上の状態が3回以上続いた後に、RSIが75%を割り込んだところで売り。
ボリンジャー2σ到達 終値がボリンジャーバンド(21本の±2σ)に到達したらシグナル配信(上限バンドを上抜けと見るか、上限と見るかはそれぞれの判断とする)
DMI上抜け DMI(24本)で(PDI)から(MDI)を引いた値が0.05よりも大きい場合にシグナル配信
MACD上抜け MACD(5本と21本)がマイナスの状態で、MACDがシグナル(9本)を上抜いたところで買い。
MACD下抜け MACD(5本と21本)がプラスの状態で、MACDがシグナル(9本)を割り込んだところで売り。
全MA下降 短期(5本)、中期(21本)、長期(50本)の移動平均線が全て下向いたら売り。
全MA上昇 短期(5本)、中期(21本)、長期(50本)の移動平均線が全て上向いたら買い。
かぶせ ローソク足に「かぶせ」の形状が出たら売り
上ストキャス下抜け %D(3本)が75%以上の状態で、%K(9本)が%Dを割り込んだところで売り。
下ストキャス上抜け %D(3本)が20%以下の状態で、%K(9本)が%Dを上抜いたところで買い。
MA下ブレイク 終値が移動平均線(21本)を割り込んだところで売り。
MA下ブレイク改 終値が3日連続で長期移動平均(65本)を割り込んだら売り。
MA上ブレイク 終値が移動平均線(21本)を上抜いたところで買い。
MA上ブレイク改 終値が3日連続で長期移動平均(65本)を超えたら買い。
(図4:デフォルトの売買シグナル)

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