米国債格下げの可能性
ガイトナー財務長官は、2月7日、ABCのニュース番組のインタビューで米国債の格下げの可能性について問われ、次のように述べました。
Absolutely not.
That will never happen to this country.
恐らく、米国債を大量に保有している国は、ガイトナー財務長官が言ったとおりであることを望んでいるでしょう。
もし、米国債の格付けが引き下げになることが現実に起これば、資本が米国から流出し、世界経済は大変な混乱を来すでしょう。
そんなことは微塵も予想させてはいけないと、そうガイトナー財務長官は考えているのです。
ただ、格付けがどうであろうと、価格は、低下するときには低下する、と。例えば、中国などの大口の保有者が米国債を一度に沢山売りに出せば、価格はどーんと下がる、と。
では、中国は、そうした行動に出るのか?
通常は考えられません。
何故か?
それは、中国自身にとって損失をもたらすことになるためです。つまり、中国が保有する国債を売れば売るほど、その価値は下がり、中国は大損する、と。
では、中国は、いつまでも米国債を保有し続けていた方がいいのか?
しかし、中国が米国債を売りに出なくても、他のどこかの国が米国債を大量に売りに出るようなことがあれば、米国債は暴落することも考えられるわけです。そんななかで最後まで米国債を保有し続けていると、損は大きくなるばかり。
つまり、米国債は売ってはいけないが、売らなくてもいけない、と。難しいものです。
いずれにしても、これだけ政府の赤字が拡大しているのに、格付けが全然下がらないのも不自然です。
以上
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