オバマ大統領の訪中総括
オバマ大統領の訪中が終わりました。今回の訪中でどんな成果があったのでしょうか。
敢えて成果と言えるものはなかったのでは。それよりも両国の考え方の違いを一層浮かび上がらせただけのような。
オバマ大統領サイドから訪中の総括がなされています。
英語が嫌いな方には恐縮ですが、声明文の裏にある意味を読み解きましょう。
President Obama's visit to China has demonstrated the depth and breadth of the global and other challenges where US-China cooperation is critical.
「オバマ大統領の訪中は、地球規模の問題やそれ以外の問題の奥深さや幅広さを示したというのね。それでもって、そうした問題の処理に当たっては、米中の協力が不可欠なのだけど‥」
「はい、まあ訳せばそのようなことですが、米国側は何が言いたいのでしょうか」
「だから、米中が協力して解決しなければいけない難題が山積していて‥」
「言外に、中国側がもっと協力してくれないと‥、と言っているような気がします。では、次の文章は?」」
His discussions with President Hu have strengthened possibilities for future cooperation.
「フウ国家主席との話し合いによって、将来の協力の可能性を強めることになった」
「どういうことでしょうか?」
「今後、米中の協力関係が強まる?」
「将来は強まるということは、現時点では米中の協力関係が十分でないという意味になります。やっぱり、中国にさらなる協調姿勢を求めているということです」
In order to continue to develop this important relationship, President Obama has invited President Hu to visit the United States in 2010.
「この文章の意味は?」
「この重要な関係を発展させ続けるために、オバマ大統領は、フウ国家主席に対し2010年にアメリカを訪れるように招待した」
「そのとおりですが‥」
「今度は中国の国家主席が訪米するのね」
「では、その時にどんな話し合いがなされるのでしょう」
「そう言われても‥」
「今回は、進展は見られなかったが、来年の訪中までには少しはアメリカの言うことも聞いて欲しい、とプレッシャーをかけているような感じがします」
President Hu has accepted with pleasure.
「で、フウ国家主席は、喜んで訪米すると言ったのね」
「まあ、それが外交儀礼というものなのでしょうね」
オバマ大統領は、中国の壁は厚かったな、とでも思ったのでしょうか。
それにしても、 胡錦濤国家主席と話し合いが済んでいるのに、どうしてまた温家宝首相と話し
合いをする必要があったのでしょうか。
以上
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