いつも「水上紀行の面白FX教室」をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。当ブログは2007年9月より連載してまいりましたが、2011年6月30日(木)をもって終了いたしました。4年間にわたる皆様のご愛顧に感謝し、御礼申し上げます。
尚、バーニャ・マーケット・フォーカストの公式サイト(http://www.banya-mktforecast.jp/)では、水上紀行のコメント等を従来どおり更新しておりますので、今後ともよろしくお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
催促相場
催促相場は、よくマネーマーケット(金利のマーケット)で見受けられます。
催促相場とは、たとえば、公定歩合の引き上げをマーケットが期待し、金融当局の利上げの決定を待たずに、市場金利が上昇してしまい、金融当局が上がってしまった市場金利を追認する形で利上げを決定するという相場です。
FXマーケットでも、たとえば、米国の金利上昇の期待感がマネーマーケットで強まると、ドル/円でドル買いが強まることがあります。
したがい、為替相場でポジションを張るにしても、マネーマーケットが今後の金利の趨勢についてどのような見方をしているのかも、マーケットコメントなどから見ておく必要があります。
ところで、FXマーケットとマネーマーケットとの違いは、取り扱うものが異なるだけでなく、相場を見る見方がかなり違います。
FXマーケットでは、テクニカルな分析ももちろんありますが、同時にマーケットセンチメント(市場心理)を読み、大勢の考え方の裏を読もうとします。
マネーマーケットで相場を分析する上でも、もちろん、マーケットセンチメントも加味されますが、FXマーケットに比べて、格段に経済指標から得られるファンダメンタルズや金融当局者の発言などを基に論理的に分析して相場観を組み立てることに、重きが置かれています。
つまり、FXマーケットがパッション(感情的)なのに対して、マネーマーケットはロジック(論理的)だと言えます。
また、FXマーケットは、ポジションが偏ればその反対方向に相場が動いてしまい、一握りのディーラーしか儲からないゼロサムのマーケットと呼ばれます。
しかし、マネーマーケットでは、公定歩合が上がると読んで、金利上げのポジションを張り、実際に公定歩合が上がれば、それを見越して張ったディーラーは、皆儲かることになります。
したがって、ディーラーの気質も、FXとマネーとでは異なり、FXのディーラーは勝った負けたと賑やかなラテン系なのに対して、論理を追求するマネーディーラーは沈思黙考型であることが一般的です。
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