いつも「水上紀行の面白FX教室」をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。当ブログは2007年9月より連載してまいりましたが、2011年6月30日(木)をもって終了いたしました。4年間にわたる皆様のご愛顧に感謝し、御礼申し上げます。
尚、バーニャ・マーケット・フォーカストの公式サイト(http://www.banya-mktforecast.jp/)では、水上紀行のコメント等を従来どおり更新しておりますので、今後ともよろしくお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
ハブ
昨年、前原国交相が羽田空港を国際的なハブ空港にすると発言して、ハブという言葉が脚光を浴びました。
ハブ(hub)とは、車輪の中心部にあって、車輪の外周と車軸とをつなぐスポークが一点に集中する部分のことで、たとえば、ハブ空港と言えば、ある地域において周辺各地への路線が集中する拠点空港のことを言います。
これは、もちろん、港湾などでも言えますし、外国為替市場にも言えます。
外国為替市場の場合、通常、外国為替の三大市場としては、ロンドン、ニューヨーク、東京が上げられますが、その中で、最もハブとしての存在感が弱いのは、残念ながら東京だと言わざるを得ません。
最も大きなハブの市場は、ロンドンでその地の利を生かして、ほぼ世界全域を相手に非常に活発な取引が行われています。
ロンドンの場合、欧州大陸の金融機関も、ディーリング本部をロンドンに置いていることは珍しくありません。
ニューヨークも、欧州との取引や、北米、中南米などとの取引が集中しています。
東京の場合、国内の輸出入の実需が取引の中心になっており、国際的な広がりに欠けていて、国際的取引は、香港、シンガポールの両市場に取られてしまっているのが現状です。
これで、上海市場が本格的に為替自由化になった場合のことを考えますと、どうなってしまうのだろうと心配になります。
日本の空港や港湾に関するハブ化の共通する問題点は、使い勝手の悪さなのではないかと思います。
港湾や空港の使用料の高さや敷地の広さが十分でなかったりということが上げられます。
それでは、為替市場はと言えば、すべてとは申しませんが、海外の顧客との英語だけでなく中国語や韓国語でのコミュニケーションがとれる絶対数が少ないという弱点があることは、否めないのではないかと思います。
国際的取引を香港・シンガポールに取られているのも、たとえば米系ファンドにとって英語で問題なく取引できることは使い勝手の良さですし、中国本土が香港と取引したがるのも、中国語で取引が普通に行えるからだと思われます。
タイでは、小中学校の英会話教育にここ何年かかなり力を入れ、今では若者の多くが問題なく、英語でコミュニケーションが取れるようになっていると聞きます。
一方、米系金融機関からはこんな話を聞きました。
経済レポートを英語からその国の言語に翻訳して顧客に配布しているのは、世界の中でも日本だけだそうで、少なくとも英語だけをとってみても、その使える絶対数は日本はかなり立ち遅れているようです。
こうしたところに、東京外国為替市場が、ハブになりきれないネックがあるのではないかと思っています。
- Ciao!(06/30)
- リスクの高いスルーザフィギャー(06/29)
- 相場のストーリーを考える(06/28)
- 往って来い(06/27)
- 忙中有閑(75) アイデンティティー(06/25)
- 反発・反落の仕組み(06/24)
- 調整の調整(06/23)
- 潮流(06/22)
- 7 days a week, 24 hours a day.(06/21)
- 調整(06/20)
- 忙中有閑(74) イギリス人の行動力(06/18)
- トレンドレス(06/17)
- 串刺しに遭う(06/16)
- ワンショット(06/15)
- やられの静寂(06/14)







コメントを投稿していただく前にご確認下さい。
平素は「水上紀行の面白FX教室」をご愛顧いただき、まことにありがとうございます。
「水上紀行の面白FX教室」は、水上紀行氏の考えにもとづき、為替相場に対する身の処し方、心構え、
知識、テクニックなどに関する基礎的な知識を学ばれることをお手伝いする場として運営されております。
このため、現実の為替相場の先行きや、「水上紀行の面白FX教室」と異なるコンテンツ(例:水上紀行の為替コメント)
に関するご質問を本コメント欄に記載いただくことをご遠慮いただいております。
「水上紀行の面白FX教室」をご愛顧いただいている皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。
当コメント欄は承認制となっております。
投稿いただいたコメントは当ページ管理人による承認を経て、
当コメント欄に表示されますのであらかじめご了承下さい。
また宣伝・スパム行為と見受けられるコメントはご遠慮下さい。