水上紀行の面白FX教室
【お知らせ】「水上紀行の面白FX教室」は6月30日で終了いたしました。
いつも「水上紀行の面白FX教室」をご愛読いただきまして誠にありがとうございます。当ブログは2007年9月より連載してまいりましたが、2011年6月30日(木)をもって終了いたしました。4年間にわたる皆様のご愛顧に感謝し、御礼申し上げます。
尚、バーニャ・マーケット・フォーカストの公式サイト(http://www.banya-mktforecast.jp/)では、水上紀行のコメント等を従来どおり更新しておりますので、今後ともよろしくお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

米国債の償還と利金の円転

ドル/円には、8月特有の需給があります。

それは、米国債の償還と利金の円転と呼ばれるものです。

機関投資家はじめ本邦勢は、資金を信用度の高いとされる米国債で運用することが多く、期日が到来したものはドルで元本の償還(返済)と満期でなくても定期的に利金(つまり利息)が支払われます。

そして、ドルのままでは、国内で使い道がありませんので、ドルから円に交換する、これを円転と呼びます。

この米国債の償還と利金の支払は、年間では、2月、5月、8月、11月とありますが、為替市場に影響を特に及ぼすのは、例年8月とされています。

また、元本は、償還されても、米国債に再投資されることが多く、実際に円転されるのは主に利金部分となりますが、それでも、元本部分が大きいため、利金だけでも結構相場に影響する時があります。

償還と利金の円転は、8月はじめから15日前後まで続きますが、これは、大手の機関投資家のように信用度が高い顧客は、ドル売り円買いの為替予約を8月早々にとってしまいます。

それに対して、信用度の低い顧客の場合、実際に償還あるいは利金がドルで入金されたのを確認できてからでないと円転できないため、15日前後になるという事情があります。

ただし、相場への影響については、決して毎年同じようにドルの下落につながるばかりではなく、相場の地合いによって、下がらなかったり、あるいは上げてしまうこともありますので、あくまも、その時点での相場のトレンドには注意する必要があります。

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02月04日更新

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水上紀行(みずかみ・のりゆき)

水上紀行(みずかみ・のりゆき)

1978年三和銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。
1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。
東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かす。
1995年より在日外銀数行に於いて為替ディーラー及び外国為替部長として
要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。
バーニャ マーケット フォーカスト代表。
長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。

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