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米国経済の現状と展望 2008年秋~金融危機がもたらす深い景気後退
1.大統領選はオバマ候補が優勢、金融危機が色濃く反映
◆9月下旬からオバマ候補のリード拡大、民主党8年ぶりに政権奪還の勢い
◆金融危機、景気後退、財政悪化など新政権は多くの難題に直面
・オバマ政権なら議会も多数派で高い政策実現能力
有効利用できなければ10年の中間選挙で有権者の反発を受ける
・伝統的にあてにならない選挙戦での公約
選挙後の政権の人選と政権発足後を注目すべき
2.大恐慌再来は阻止、だが増幅された信用収縮が残る
◆米欧政府の危機対策と日米欧主要中銀の巨額流動性供給により、
1930年代の大恐慌の再来の危機は遠のく
◆わずか10日間で市場の安定回復への動きが止まったことは、
金融システムが抱える脆弱性の表れであり、今後のシステム安定への道のりの遠さを示す
3.危機前から強い信用収縮、家計・企業を強く圧迫
◆信用収縮は、金融危機の発生前から過去20年近くで最強となっていた
◆家計・企業の資金制約は相当強まっていた
◆9月後半からの金融危機の発生により、
信用収縮は数十年に一度の強さへと増幅された見通し
4.家計と企業が直面する資金制約、景気への影響大
5.全企業・業種が直面する資金制約、今後も緊張続く
◆AAA格の企業でも資金制約に直面するほど、信用リスク高い現状
緊張緩和には時間を要する見通し
◆市場参加者が共有する二つの懸念
・深刻な景気後退による企業収益の悪化
・信用リスク高止まりによる企業の破綻増加
6.家計、借入依存の体質が見直し迫られ、消費低迷へ
7.住宅、中古市場の底打ちの兆し、金融危機で消滅
8.08年10-12月は大幅なマイナス成長の公算
◆家計:資金制約の拡大+雇用所得環境の悪化
⇒個人消費の減少と住宅投資の一層の調整
◆企業:高格付企業まで資金調達難の異常事態続く
設備投資に加え、生産活動全体が必要最小限に抑制される
◆輸出:米国の金融危機と景気後退が世界の金融市場と実体経済へ波及、米国の輸出減速へ
9.09年前半まで続くマイナス成長、長引く調整
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- 金融市場と景気に底打ちの兆候 今後の米国景気はどうなるか?(04/19)
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- 2009年 産業・市況の見通し(01/16)
- 2009年 世界経済の見通し(01/07)
- 米国経済の現状と展望 2008年秋~金融危機がもたらす深い景気後退(11/05)
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- 米国経済の現状評価と展望(08/01)
- 原油価格高騰2-石油価格高騰が米国経済に与えている影響-(07/04)
- 原油価格高騰-金融要因の大きさとその限界-(06/20)
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- 世界が直面するもう一つの危機=食糧危機への視点が必要(05/09)
- 米国経済の現状評価と展望(04/21)
- 2008年1月度レポート(04/03)
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