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世界が直面するもう一つの危機=食糧危機への視点が必要

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(1)世界的な食糧価格の高騰が低所得国を中心とする食糧危機を引き起こした。被害者数と社会不安に直結する特性において、食糧危機の危険性は金融危機に勝るとも劣らない。先進国の緊急支援により当座の危機は回避できる模様だが、中期的に食糧の価格高止まりが続く可能性が高く、世界は食糧危機のリスクを抱え続けることになる。

(2)食糧危機は、高価格と膨らむ需要を通じて、農業・食料が有望分野であることを示した。今後、民間部門が農業・食料分野での投資拡大に踏み切る可能性は高い。国際社会・各国政府も投資促進策や規制改革を進めて、供給強化による危機克服を目指すべきだ。

(3)食糧危機は、日本国内での認識に関わりなく、北海道洞爺湖サミットの重要議題になり、日本の緊急支援への貢献や指導力発揮が世界から期待されるだろう。日本政府は、それを好機として、低所得国との関係強化、民間投資を促進する供給強化策の提言など戦略的・建設的に動くべきであるし、民間部門も自らの投資拡大を含めた協力が望まれる。

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02月04日更新

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