【NY市場】米引き締めの噂とSNB理事の発言が中心
18日のNY市場では、米公定歩合引き上げの噂を背景にドルが堅調に推移する場面もあり、対ユーロではドル高基調が続いた。ギリシャ支援を巡るユーロ安も加わり、ユーロドルはユーロ売り・ドル買いの両輪で下落した。
米公定歩合引き上げの噂の中、ドル円は前日の高値辺りまで上昇する場面もあったが、フィックス絡みの円買いが入りNY正午辺りを挟んで往来。クロス円の方向感は限定されたものの、全般的に上値は重かった。スイスはダンシン・スイス中銀理事が引き締めや為替レートに言及したため急伸。
この日、スイス中銀のダンシン理事は、拡張的な金融政策は永久に維持できない、企業や消費者は借入コストの上昇やマーケットで自由に決まる為替レートに備えるべき、と述べた。ただ、引き締め開始のタイミングについては困難な決定となる、と付け加えた。
この日発表された米経済指標では、弱い米消費者物価指数を受けてドル売りの反応が見られたほか、米フィラデルフィア連銀景況指数の発表後は円売りが見られた。ただ、反応は一時的だった。
◆ユーロ軟調、スイス急伸、ドル円は往って来い
ドル円は弱い米消費者物価指数を受けて90.00辺りへ軟化した後、フィラデルフィア連銀景況指数を構成する雇用指数が8ヶ月連続で改善したこともあり、90.40辺りへと持ち直した。その後、米公定歩合引き上げの噂を背景に90.79辺りまで上昇したものの、ロンドンフィックスでの円買いもあって、90.20辺りまで往来。ユーロ円は123.74辺りまで持ち直した後、123円割れへ軟化。ギリシャ救済の先行きが懸念された。ポンド円は138.40辺りから137円台中盤へ押し戻された。
ユーロドルは1.36台終盤から1.36割れへ下落。ギリシャがIMFに支援を要請するとの報道が引き続き重しとなった上、米公定歩合引き上げの噂もドル買いにつながった。ポンドドルは1.5317辺りから1.5216辺りまで下落後、1.52台中盤でもみ合い。ドルカナダは1.01割れから1.01台中盤まで反発。ドルスイスは1.0646辺りまでドル高推移した後、スイス中銀のダンシン理事の発言を受けて1.0532辺りまでスイス買いとなった。スイス買いが一巡すると、1.05台後半まで戻した。
(Klugアナリスト 谷口英司)
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