【ロンドン市場】リスク回避の動きも、次第に落ち着く
18日のロンドン市場は、リスク回避の円高・ドル高から始まったが、次第に落ち着きを取り戻した。
東京午後に報じられた、ギリシャがIMFに支援を要請する可能性、とのニュースにドル高・円高のリスク回避の動きが広がった。ドル円は90.10-30レベルから一時89.75レベルまで下押しされた。90円割れ水準ではストップ注文を執行する動きも観測された。ギリシャ発の動きにユーロ円も123円台半ばから122.65レベルまで下落、ユーロドルも1.37台前半から1.3650割れ水準まで売られた。ギリシャ債やギリシャ金融株も売られている。
ただ、パパンドレウ・ギリシャ首相は、IMFへの支援要請を必要としないことを望む、欧州の解決の方が望ましい、と表明。欧州株は下げ渋り、ほぼ前日終値水準を回復した。リスク回避ムードは次第に後退、ドル円は90.30レベル、ユーロ円は123円台半ばまで買い戻される往来相場となった。リスクに敏感な資源国通貨も円高から円安へと振幅したが、比較的静かな動きだった。豪ドル円は82.70-83.30レンジで往来。
◆英財政赤字が予想下回る、ポンド買い反応に
ポンドもユーロと同様にシーソーのような振幅相場だった。ポンドドルは1.5240-1.5330、ポンド円は137.00-138.40レンジでの神経質な上下動をみせた。ユーロポンドも0.8930-0.8965でのジグザグの動き。今日発表された英経済指標では、財政赤字が注目された。2月の英公共部門ネット負債は124億ポンドに留まり市場予想の140億ポンドを下回った。この発表を受けて序盤のポンド売りが一気に反転する動きとなった。一方、3月の英産業連盟(CBI)産業トレンド調査は-37と、前回2月の-36から小幅に悪化した。英景気回復は製造業など産業界の回復が頼みの綱だったことから、ポンドはやや売りに押された。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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