【NY市場】FOMC声明受けてドル売り、ソブリンリスクも後退
16日のNY市場では対主要通貨でドル売りが進んだ。格付け会社S&Pがギリシャの現状の格付け(BBB+/A-2)を確認した上、ウォッチリストから除外し、ソブリンリスクが後退したことでユーロ買い・ドル売りが見られたほか、ポンドには外準系や中東系の買い観測があった。FOMC声明では、雇用情勢や設備投資の部分で景気認識が上方修正された部分もあったが、長期的に金利を異例の低水準で据え置くと再確約され、ドル売りにつながった。
米株式市場でS&P500種が年初来高値を更新したほか、NY原油も堅調に推移したものの、リスク選好的な円安の動きは見られず、クロス円の方向感は限定された。ドル円はドル売り優勢の展開の中で上値が抑えられた。
◆ドルはほぼ全面安、円相場の方向感は限定
ドル円はNY朝方の90.72辺りから90.14辺りまで上値の重い展開。FOMCの声明発表までは調整主体だったが、発表後はドル売りが強まった。ユーロ円は、ユーロドルは堅調だったものの、ドル円の上値が重く、123.84-124.61水準で方向感無く推移。ポンド円は、ポンドがドルやユーロに対して堅調に推移したため、136.60辺りから137.82辺りまで上昇。
ユーロドルはギリシャのソブリンリスクがやや後退したことや、FOMC声明を受けて1.37台序盤から1.3782辺りまで上昇。ただ、ユーロ売り・ポンド買いが上値を抑えた。ユーロポンドは0.9071辺りから0.9024辺りまで下落。ポンドドルは大口のポンド買い観測やフィックス絡みのフローもあり、1.5125辺りから1.5258辺りまで上昇した。ドルカナダは1.01台後半から1.0133辺りまで下落し、年初来安値を更新。
(Klugアナリスト 谷口英司)
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