【ロンドン市場】円安・ドル安 FOMCを控えて
16日のロンドン市場は、ポンドやユーロなど欧州通貨が堅調。全般に円安およびドル安の動きが広がった。欧州株や米株先物が上昇したことでリスク選好ムードが強まった。
序盤はポンド売りが強まる場面があった。市場では昨日と同様に大口のポンド売りフロー観測が流れていた。ただ、昨日は下げ続けたが、本日はすぐに切り返して上値を広げる動きへと転じた。ポンドドルは1.50台半ばから1.49台後半まで下落後、1.51台半ばまで反騰した。ポンド円も135円台前半まで売られた後は137円台前半へと大きく上げた。米FOMCを控えてポンド売りポジションを巻き返す動きもあった模様。
ユーロも堅調に推移した。ユーロドルは1.36台後半での揉み合いを上抜けて、1.37台に乗せた。ユーロ円も132円台前半から124円台半ばまで上伸した。EU財務相会合でギリシャに対する支援が合意されたことが好感された面もあった。独財務相がユーロ圏諸国の協調姿勢を表明、ギリシャ財務相も合意に謝意を表明している。
これら欧州通貨高の動きにつれて、ドル円は90円近辺から90.70レベルへと上昇した。また、オセアニア通貨やカナダドルもつれ高となった。豪ドル円は83円台を回復する場面もあった。
◆独ZEW景況感指数は44.5と予想上回る
3月の独ZEW景況感指数は44.5と市場予想43.5を上回った。ただ、前回の45.1には届かず6ヶ月連続での悪化となった。ユーロドルは1.37台乗せ、ユーロ円も124円台へ高値を伸ばしている。ただ、ポンドの買い戻しが先行した面もあり、ユーロ独歩高にはなっていない。フランツZEW所長が会見し、独経済は完全な回復からは程遠い、輸出志向の産業が経済成長のけん引役、今後6ヶ月の回復は緩やか、などの認識を示した。ドイツの経済ファンダメンタルズからは、強調材料は見出しにくい状況だった。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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