【ロンドン市場】ポンド売り一色も、その他主要通貨は落ち着いた動き
週明け15日のロンドン市場は、ポンド売り一色の展開になった。ポンドドルは1.52台乗せへと上値を試したあとは、継続的に売りが入り、1.51台半ばを割り込むと1.50台前半まで大きく下げた。ポンド円も138円近辺まで上伸した後は、136円台前半までの大幅安。ユーロポンドは0.90台半ばから0.91台前半へと上昇した。その後はNY市場の参加を控えてやや売りの勢いが衰えたが、引き続きポンド安水準での取引が続いた。
ポンド売りのきっかけとなる明確なニュースはみられなかったが、市場では様々な観測が流れていた。英プルデンシャルの米AIGの一部買収に関連したポンド売り、中東筋の大口取引、序盤の上げで形成されたロングポジションの投げ売り、など。下落途中では、バーカー英政策委員が、英経済がマイナス成長になる可能性を指摘したことも、ポンド売りを加速させた。また、投資銀行職員がインサイダー取引で英金融監督当局に告発されるなど、ポンドにはネガティブな情報が相次いだ。
◆その他の主要通貨は落ち着いた値動きに
ポンド売りがその他の通貨にも波及して、円高・ドル高の傾向をみせた。ユーロドルは1.37台半ばから1.37ちょうど近辺へと軟化、豪ドル/ドルも0.91台半ばから0.91台前半へと上値が重い展開になった。クロス円も売りが先行したが、欧州株が下げ渋るとリスク回避色は後退し、揉み合いへと移行した。ユーロ円は124円台前半、豪ドル円は82円台後半に落ち着いた。全般的には、NY市場での米経済指標の発表待ちのムードに落ち着いた。ドル円は90.60-80の範囲内でこう着した。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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