【東京市場】各主要通貨は小動き、ロンドン待ち
2日東京市場では豪ドルに市場の関心が集まった。ただ、政策金利引き上げ発表後も、豪ドルに方向感は見出せず、各主要通貨も小動きが続いた。
各主要通貨はほぼ前日終値水準からの静かな取引で始まった。ユーロドルは1.35台後半、ドル円は89円近辺など。米株式市場の上昇を受けて日経平均は堅調にスタート、クロス円もユーロ円121円近辺、ポンド円133円台後半などで落ち着いた取引が続いた。しかし、次第に株式の上げ幅が縮小し、日経平均も下げに転じたことで、ドル買い方向へと調整された。前日にポンドが大幅安となったことで、ポンドの上値が重く、ポンドドルは1.50近辺から1.49近辺へ、ポンド円は133円台後半から前半へと軟化した。ユーロドルも1.35台前半へと小安い動きだった。ドル円はジリ高となったが89円台半ばまでは上昇しなかった。
全般に豪ドルを除く主要通貨は小動きたっだ。前日の大幅なポンド安の影響でドル高・円高水準での揉み合いとの印象が強かった。この後のロンドン市場でのポンドやユーロの動き待ちの状況が続いた。
◆豪中銀、利上げを発表も、豪ドル方向感みせず
豪中銀政策金利に注目が集まった。豪中銀は2ヶ月ぶりに政策金利を引き上げて4.00%と発表している。豪ドルは神経質な上下動となったが、売買交錯後は動きが収束、目立った方向性は見出せなかった。また、午前に発表された豪小売売上高は市場予想を上回る伸びを示したが、住宅建設許可件数は予想を下回った。豪ドル/ドルは0.90周辺、豪ドル円は80円台前半で神経質に振幅したが、政策金利発表を控えて動きにくい展開だった。政策金利発表を受けて再び売買が活発になったものの、豪ドル/ドルの上昇は0.9030レベル、豪ドル円は80.60レベルまでに留まり、その後は利食いに押された。豪中銀は声明で、豪経済が回復しているとし、今回の利上げは政策金利を平均水準へと戻す一歩である、とした。ただ、今後の利上げペースについての具体的な言及は無く、市場は事前の利上げ観測を消化するに留まった。
(Klugシニアアナリスト 松木秀明)
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