【ロンドン市場】ポンド集中砲火
1日前半のロンドン市場はポンドが急落した。集中砲火を浴びた格好で、ポンドドルは一時1.48を割り込み、ポンド円も132.00近辺まで下落する場面もみられている。特にユーロポンドが200ポイント上昇する場面もみられ、重要な節目である0.90を本日突破し、瞬く間に0.9150近辺まで急伸した。英大手銀の買いが観測されている。
ポンド売りの背景としては、ギリシャ問題の出口が、とりあえず見え始めたことが考えられる。週末の報道ではドイツ、フランス、オランダの3国がギリシャ債を買い入れる計画などが報じられている。
きょうはレーンEU委員(経済・通貨担当)とシュタルクECB専務理事がアテネを訪問。パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相などと会談しており、会見でレーン委員は問題を克服できると確信したと述べていた。
具体的な支援策も浮上し始める中、ここからユーロの下値も追いづらい。そこで、今度は財政懸念の根強いポンドに焦点をシフトしている傾向もみられる。景気回復の力強さにかける英国が総選挙を分岐点に財政再建と景気回復の狭間に立たされている。
もっとも、きょうはユーロも対ドル、対円で連れ安となってしまったが。
◆ドル円は膠着
ドル円は89.20/30水準での振幅が続いた。ポンド円の急落が起爆剤となって、ユーロ円や豪ドル円などクロス円は下落していたが、ドル円はドル買いの動きに支えられた格好。89.50水準から90円にかけて、売りオーダーも並んでいるようだが、クロス円が落ち着けばリバウンドも期待したいが。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
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