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【NY市場】米住宅販売不調で円買い、ユーロドル主導でドル安も

26日のNY市場はドル円主導で円高に振れた。この日発表された1月の米中古住宅販売件数は505万件と、市場予想の550万件を大幅に下回る水準だった。住宅販売の不振でダウ平均は一時50ドル近く下落、ドル円は89円台前半から88円台後半まで下げた。クロス円はドル円に連れ安となり、ユーロ円は121円台前半から120円台半ば、豪ドル円は79円台半ばから78円台後半まで下げた。ただ、値ごろ感でダウ平均が持ち直すと円高圧力は一服した。ユーロドル主導でドル安に振れたこともあり、ユーロ円は一時121円台半ば、豪ドル円は一時79円台後半ま切り返した。一方、ドル円はユーロドル主導のドル安に押され、88円台後半で揉み合いが続いた。

◆ギリシャ救済観測でユーロ買い
ドル相場はユーロドル主導でドル安に振れた。市場ではドイツ政府やドイツの民間銀行によるギリシャ債購入の可能性が取り沙汰されていた。ギリシャ救済観測が伝わると、ユーロドルは1.35台半ばから1.36台後半まで急伸した。この流れが波及し、ポンドドルは1.51台半ばから1.52台後半、豪ドル/ドルは0.88台後半から0.89台後半、NZドル/ドルは0.69台前半から0.70台前半まで上昇している。救済案の中身はこれまで報じられていた内容とほぼ同じ。ただ、実際に政府関係者から救済に関する前向きな発言が出てきたことで一旦ユーロ買いに安心感が出ているようだ。救済観測でギリシャ債は急反発(利回りは低下)、ギリシャ債とドイツ債のスプレッド(利回り格差)は縮小している。

◆ギリシャ危機 転換点は3月上旬!?、トップ外交が鍵
きょうはギリシャ救済を巡って様々な憶測が飛び交っていた。ドイツ銀行のアッカーマンCEOがアテネを訪問、ギリシャのパパンドレウ首相と会談したため、ドイツ銀行がギリシャ債の購入を検討しているとの噂が浮上した(ギリシャ政府報道官はこの観測を否定)。このほか、ブルームバーグは匿名の独議員筋の話として、ドイツ政府の保証付きでドイツ復興金融公庫(Kfw)がギリシャ債を購入する可能性(独財務相の報道官、Kfwはこの件でコメントを拒否)を報じている。支援決定の正式発表はないが、水面下で様々な選択肢が検討されているのも事実のようだ。ギリシャ政府はパパンドレウ首相が3月5日にメルケル独首相、3月9日にオバマ米大統領と会談する計画を発表している。3月上旬のトップ外交が債務危機の解決で大きな鍵を握りそうだ。ギリシャは4-5月に償還を迎える債務の借り換えのため、約200億ユーロの資金調達が必要とされている。

(Klugアナリスト 鈴木崇浩)

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02月04日更新

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