
【東京市場】リスク回避も一服 ショートカバーの動き
9日の東京市場はリバウンドの動きとなった。急ピッチな下げに下値警戒感が出ていたことや、前日のNY株が大幅下落となったものの、旧正月を目前にしたアジア株が上昇しており、リスク回避の動きも一服といった雰囲気。
ショートカバーからドル円は89.40近辺での膠着状態となっていたが、ユーロ円は122.70近辺、豪ドル円も77.80近辺まで買い戻されていた。
◆トリシェECB総裁、1日早く帰国
東京時間の早朝にトリシェECB総裁がEU会合への出席のため、中央銀行総裁会議が開かれているシドニーを1日早く繰り上げて帰国するとの報道が伝わっていた。財政赤字国に対する対策が話し合われるためなのか憶測も呼んでいた。
ギリシャに対してEU各国から何らかの支援が実施されるのではとの観測は強い。しかし、支援と引きかえに、より強力な歳出削減計画実行も求められるものと思われ、その場合、公務員の人件費に手をつけざるを得ない。ギリシャの公務員に対する賃金は国内の労働者に支払われている賃金の30%超に及ぶとの試算もあるようだ。主要国では最も高い水準。当然、力も強く、公務員の労働組合は今月10日と24日に大規模な24時間ストライキも予定されているようだ。
そのような中、先に提出された財政再建計画の実現性に疑念も根強い。今週に開かれるEU首脳会談が目先は注目される。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)
- 【ロンドン市場】リスク回避色薄れる、ギリシャ救済期待で(02/09)
- 【東京市場】リスク回避も一服 ショートカバーの動き(02/09)
- 【NY市場】急速な動きは一服も、リスク回避くすぶる(02/09)
- 【ロンドン市場】欧州ソブリン・リスクに翻弄(02/08)
- 【東京市場】小動き、欧州の動向見極め(02/08)
- 【NY市場】米雇用統計で乱高下、その後リスク回避でドル高・円高に(02/06)
- 【ロンドン市場】欧州通貨安、財政不安続く(02/05)
- 【東京市場】急激な円高推移は一服、米雇用統計待ちに(02/05)
- 【NY市場】リスク回避モード強まる、ドル円一時88円台半ば(02/05)
- 【ロンドン市場】金利発表がテーマ、英中銀は量的緩和を休止(02/04)
- 【東京市場】小動き、豪経済指標も強弱まちまち(02/04)
- 【NY市場】ドル買い優勢、ドル円91円台に乗せる(02/04)
- 【ロンドン市場】往って来い、円高から円安へ(02/03)
- 【東京市場】手掛かりなく方向感、値幅ともに限定的(02/03)
- 【NY市場】株高・原油高・ドル安 ボルカー証言は無事通過(02/03)

