【ロンドン市場】往って来い、円高から円安へ
3日のロンドン市場は往って来いの展開だった。ドル円は東京市場の安値90.30レベルを割り込むと、90.10レベルまで下押しした。ただ、90円近辺では押し目買いも強く、ドル円はNY勢の参加前にロンドン早朝の下げを回復した。ADP、ISMなど米経済指標を見極めたいとの見方もあり、下値攻めは失敗したようだ。クロス円はドル円に連れ安となる場面があったが、概ね堅調に推移した。ユーロ円は126円台後半、豪ドル円は80円台半ばまで買われ、この日の高値を塗り替えている。
◆欧州と英国、経済指標で明暗分かれる
ユーロポンドは0.87台前半から0.87台後半まで上昇した。きょう発表された経済指標が、欧州と英国で明暗が分かれたことが材料。サービス業の景況感はドイツ、ユーロ圏とも市場予想を上回る水準に上方修正されたが、英国の景況感は市場予想を大きく下回るなど低迷した。景況感発表後は対ユーロ以外でもポンド売りが優勢となった。ポンドドルは1.60台半ばから1.59台半ばまで売られ、ロンドン早朝の上げ幅を消した。ポンド円は144円台後半で上値の重い展開が続いた。
◆ユーロドル、一時1.40台回復
ユーロドルは一時1.40台前半まで買われ、1月28日以来の水準を回復した。サービス業の景況感改善が確認されたことがユーロ買い要因。ドイツ債とギリシャ債のスプレッド(利回り格差)が前日並みの水準で安定推移したこともユーロショートの巻き戻しを誘ったようだ。欧州連合(EU)は3日、ギリシャの財政赤字削減計画に支持を表明している。アルムニア欧州委員は、EUはギリシャの計画を支持する、ギリシャ当局を信頼し支援すると述べた。
(Klugアナリスト 鈴木崇浩)
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