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【視点】米小売売上などを受けて円高に

*****忙しい人のためのサマリー******
米小売売上などを受けて円高に

同時に出た新規失業保険申請件数も弱め、
個人消費動向に懸念が強まる形で、リスク回避の円高

米指標までは、欧州GDPの好結果もあり、円安気味。
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ロンドン市場まではやや円安が優勢も
米指標の弱さに、その後円高が強まった。

やや材料不足の中、
欧州GDPなどの好結果に
市場のリスク選好の動きが強まって、
ドル円、クロス円はしっかりの展開となっていた。
しかし、
午後9時半に出た米小売売上、新規失業保険申請件数の数字が
共に弱く、
市場では個人消費に対する懸念が再燃する形で
一転してリスク回避の円高が進行した。

最もドル円の95円ちょうどを抜け切れないなど
それほど勢いが強い展開でもなく
その後やや値を戻した。


【東京市場】やや材料不足

東京市場はお盆と言うこともあって
取引が換算。
ドル円が96円バサミでもみあうなど
目立った方向感がない中
狭いレンジでの取引に終始した。

【ロンドン市場】円安ドル安に

序盤ドル円が96円台半ばをつけるなど
朝方から円安の動きが優勢となった。
ユーロ圏のGDPが堅調となり
ユーロが対ドル、対円で買われたことがきっかけで
市場のリスク選好の動きが強まった形。
ユーロ圏の経済大国、独・仏のGDPが
共に予想を上回りプラス成長となったことなどが
市場にややサプライズを呼んだ。

もっとも昼頃からは円安の動きがおさまるなど
それほど強い勢いが出る展開ではなく、
その後ややポジション調整となった。

【NY市場】米指標の弱さに一転して円高へ

米小売売上や新規失業保険申請件数の弱さをうけて
円高が強まる形となった。

注目の米小売売上は
好調な自動車販売状勢などから前月比+0.8%予想が
まさかのマイナスに。
自動車を除くコア部分を見るとマイナス0.6%と大きく落ち込んでおり
個人消費に対する市場の警戒感を呼び起こす形で
円高が進行した。

同時に発表された新規失業保険申請件数も
前週から改善の予想に対し、悪化となり
市場の警戒感を強める形に。

こうした動きを受けて、
ドル円が95円ちょうど近くまで下げるなど
大きく円高が進む展開となった。

もっとも、ドル円の95円ちょうど、
ユーロ円の135円台半ばなど、
ポイントと見られるところを割り込みきれない辺り
下がったところでの買い意欲がまだ残る展開である。

【ここからの見方】

週末に加え、
米国債の償還もあり、
高値からの買いには慎重か。
もっとも、大きく下げる展開とも思えず
基本的には押し目買いの流れ継続。
じっくり構えるべき局面という認識。


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03月12日更新

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山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2005年9月よりGCIキャピタル・シニアアナリスト
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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